屋根裏のゴミ

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【ネタバレ有】FF15クリア感想/旅を充実させた人こそが感動できる最高のEND

初めてノクトのビジュアルを見てからはや10年。あの時中二だった私も今や社会人…ということで、 ついに、ついに、あのファイナルファンタジー15が発売されました。

10年という時が長すぎて、なんだかよくわからないんですけども、2016年はこれに加えて同じくらいの年月を賭した「人喰いの大鷲トリコ」も発売されるわけで、VR元年と並んでとんでもないアニバーサリーイヤーですよね。

 

ということで、早速クリアしたので簡単に感想を書いていきたいと思います。

(ちなみに私のFF歴は9、10、13と非常に偏りがあります。なのでそこまでFF自体に詳しくはないのでご容赦くだされ。)

 

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はい、こんな感じでレベル39、クリア時間24時間。

まずはじめに全体的な総評をしてしまうと、相当面白かったです!世間では色々と言われていますが、私は大好きです、このゲーム。

 

そりゃ手放しで最高!素晴らしい!とは言えないですけれども、心の琴線に触れるような、ズシンの響くような、そんな要素が一つでもあればその作品を愛する傾向にあるので、今回は何がそこまで心に響いたのかを中心に書いていけたらと思います。

 

映画を見て、BHを見て、クエストをこなして、それからもう一度ENDを見て欲しい

上に載せたクリア認定証なんですけど、これはやはりストーリーが気になってしまい、後半はクエスト等をあまりこなさずサクサクと終わらせてしまった最初のプレイなんですよね。それでもやはり広大な世界をチョコボやレガリアで駆け抜けたり、釣りやキャンプをするという旅の本来の目的とは離れた日常的なシーンも大好きだったので、クリアデータでひたすらまた遊んでたんですよ。それでBrotherhoodも見て。(ちなみに映画は映画館で見たんですけど、レイトショーだったので最後の方眠くてあまり覚えてないです笑)

これらをした後にはもうあのメインパーティ4人への思い入れが非常に強くてですね、もう一度ラスボスを倒して、もう一度あのエンディングを目にした時には、ふと涙を流している自分に気が付きました。

あれ…一回目ではこんなに感動しなかったのに…。

 

ということで、あのENDが微妙、全然面白くない!と感じている方は、おそらく仲間との他愛もない旅の日常がまだまだ足りていないんだと思われます。メインシナリオとは関係のない、些細な日常シーンがあるからこそ、仲間たちと過ごした平和な日常があんなにも愛おしく感じられるわけです。

 

「誰もが感動できるエンディング」とはこういうことだった

二回目にクリアしたあと、ようやく腑に落ちました。スタッフロールに流れる、写真のスライドショーがずるいんですよ。だってあれ、プレイヤーごとに流れる写真が違ってくるわけじゃないですか。プレイヤーが今まで築いてきて仲間との旅路が一つずつ流れてきて、今までどんな旅をしてきたのか、どんな思い出があったのか、スタンドバイミーの曲と共にプレイヤーに振り返らせる。つまりはプレイヤーの数だけエンディングがあるわけです。

 

あんなことしたなー、こんなことしたなー、楽しかったなーと、一通り振り返りが終わったと思ったら、最期のキャンプシーン。

 

「…わりぃ…やっぱつれぇわ」

 

ここのたっつんの演技には非常にグッときました。

今まで言えなかったけど、言っちゃいけないと思ってたけど、ここまで一緒に戦って旅をしてくれた仲間達だからこそ、最後に自分の心内を伝えることができたんでしょうね。

そりゃつれぇよ…ノクト可哀想すぎるよホント…。ティーダは帰ってきたし、某親善大使も別の形で戻ってきたけど、ノクトは無理だよね…ああ辛い。

 

そして最後の最後、ルーナとの結婚式。

現実では再会を果たせなったけれども、あちらの世界ではどこまでも穏やかに、どこまでも幸せに二人で暮らしてほしいなあという切なる願いが募るシーンでした。ファイナルファンタジーのメインテーマとノクトパパのナレーション、そして玉座に残る最後に選んだ旅の写真。その写真を穏やかな表情でルーナに見せるノクト。このシーンはこれでもかというくらいの切ない要素を詰め込んで泣かせにかかってきてます。こんなにも穏やかで切ない相乗効果があるのかと…。

 

からのロゴの秘密が明かされるわけなんですけども、生ける伝説感があって非常によかったです。いや生きてないんですけど。まさかあちらの世界でノクトとルーナが寄り添っている姿がロゴだったとは…。

そこからクリア後のタイトル画面に戻った時はしばらく放心してしまい、あそこまで余韻のあるエンディングはここ最近体験したことないなあと、素直に感動してしまいました。

 

 

演出と余韻がすべてのゲーム

正直なところ、途中途中のシナリオは本当にガバガバで、説明不足だったり描写不足の部分が多々ある作品だったとは思います。だとしても、私はそこまでゲームというエンタメにシナリオの整合性を求めたりもしない人間なので、個人的には音楽と演出が心に残ればオールオッケーだったりします。その視点でいうと、今回のFF15という作品は私にとってとても意味のある素晴らしいゲームでした。

というか、個人的にあのENDを見てから、あーだこーだとシナリオに対する文句を言う気力がなくなっちゃったんですよね。プレイ中はたくさん文句があっても、クリア後はそんなことどうでもよくなった、この結果こそが良作だった証拠なのかなと思っております。ただしチャプター13、お前だけは許さん。

 

 

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ということで、個人的には10年間待った甲斐があった、と言える作品でした。もっと細かい感想もまた今度書きたいと思います。

こんな素敵な作品を生み出してくれたスクウェアエニックスさん、ありがとう。そして最高の音楽を届けてくれた下村陽子さん、ありがとう。

これからも、まだまだ4人で旅をし続けます!!

 

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