屋根裏のゴミ

おもにゲームとか映画とか旅行とか、超独断と偏見に基づいたことをおすすめするブログ。

かつて恋焦がれたバリは何処へ――。人生6回目のバリ島で感じたこと。

先日3年ぶり6回目となるバリ島へ行ってきました。

6回目と言っても、初回は赤ちゃんの頃、2回目は中2なので実質4回目くらいなものです。

 

これだけ訪れていることもあり、友人知人がバリに行く際には必ずおすすめスポットを聞かれるなど、半分ガイド的な役割を果たしていたり、周囲の認知度も非常に高いものとなっていました。

 

なぜこんなにもしょっちゅう訪れているのかというと、それは「バリでしか味わえない空気が好きだから」に他ならないんですよね。

 

といっても、中2で訪れた時から好きだったかというと、実はそんなことはありませんでした。きちんと物心がついた状態で訪れた初めての海外だったこともあり、整備されていない道やインフラ、街中で見かける物乞いなど、当時の自分には受け入れ難い現実があり、むしろ悪い印象の方が強かったように感じます。

しかし、ウブドで感じた風の心地よさ。バリ島にしかないバリヒンドゥーの文化や習慣、そしてなにより寺院の美しさと人々が捧げる祈りの記憶は、今でも鮮明に憶えているくらい、「私」という人格を形成する上で大きな影響を及ぼしたのだと思っています。

 

その記憶と質感があったからこそ、大人になってからも「またバリにいきたいな」と思うようになり、実際に訪れてからは少しずつ当時の記憶を呼び覚ましながら、それらに結びついた感情をひとつずつ確かめてはアップデートしていく、ということを行っていったのだと思います。

あの時感じたときめきは確かにあった!そうそう、こういうところが好きだったんだ~と。大学生までは、確かに恋をしていました。バリに。

 

 

 

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しかしながら、先日訪れたバリでは”なにかが違った”のです。

かつてあんなにも恋焦がれ、好きなものがたくさんつまったこのバリ島。ただいるだけで、一瞬一瞬を過ごすだけで、とても充足感のあった日々とは感じ方が全く違うものになっていました。

 

観光客がたくさん押し寄せているから?以前よりも開発されてしまったから?

はじめはそう思っていたんです。

 

確かにその要素ももちろんあります。以前よりも圧倒的に観光客は増えたし、田舎だったウブドの街にもチェーンのお店がたくさんできてしまった。バリだけでしか味わえない空気や景色が確かにあったはずなのに、今では見慣れたチェーン店が存在している。そこへのがっかり感ももちろんあります。

しかし、考えを巡らせているうちに、一つあることに気が付いたのです。

 

 

よく「思い出補正」という言葉を使いますが、今回もその「思い出補正」だったのかも、と。

しかしながら大人になってからもすでに3回行っていますし、もし思い出補正ならば大人の1回目もしくは2回目に気が付くはずではないかと思うんですよ。

というかそれ以前に、そもそも「思い出補正」とは何なのかという話です。

一般的には、過去にあった楽しい思い出が時間とともに美化されてゆき、実際に感じた感情よりもはるかにプラスのものへと解釈が重ねられることとされていますよね。

ここで思ったのです。過去に感じた「私はバリが好きだ」という非常に強い思い込みが、再度訪れた際に新たにアップデートされることを拒絶してしまったのではないかと。今後の人生をかけて絶対に揺るがない絶対的価値観として、「バリが好き」だと脳にインプットされてしまったが故に、それを崩すことができなくなってしまったのではないかと、そう思ったのです。もし再び訪れた時に、あれ…私が好きだったバリってこんなんだっけ?と感じてしまうと、過去の思い出をすべて否定するようなことになるじゃないですか。だからきっと、脳が拒否していたんですよね。

 

でも人はいつだって変わる生き物なので、過去に感じたことが間違いだったなんてことはなく、単純に、今の自分の感性が昔から変化した。ただそれだけのことなんですよね。

そのことに気が付いていれば、きっと素直に「バリへの感じ方が変わったんだな」と、この感情の変化をすんなり受け入れられた気がするのですが、今までの自分はおそらくそれに気が付けていなかった様です。かつて自分が感じたことなのだから、それが揺らぐはずはないのだと。

 

だから今回バリを訪れて、かつてほどの情熱を感じられなくなったのは、決して過去が間違っていたというわけではなく、自分の感性が変化した、あるいはバリから受け取れるものはもう受け取りつくしてしまった、ということなのだと思うのです。ただ単純に新鮮さが失われ、日常化してしまったのかもしれませんが、正解は誰にもわかりません。

 

 

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でも今回学んだのは、いつまでも過去の価値観に囚われすぎずに、新しいものを見て・感じて・体験することがよっぽど大切だということです。

 

特に最近は生活の落ち着きや年齢に応じて、特に海外に対する以前ほどの冒険心・探求心が急速に失われている気がする(探求心自体はあるけどそれを行動に移し辛くなってきている)ので、すでに訪れたことのある”好きな国”に行きがちだったんですよね。でもその国に決める際の判断材料がすでに「好きだったから」という過去の指標に基づいた不確実なうえに思い込みを含んでいるものなので、今回のようなことが起きてしまうのだと気が付きました。

確かに誰だって過去に居心地がよかった場所に戻りたくなるのは本能なのだと思います。しかしながら、過去に感じたことには不確実性と思い込みを少なからず含んでいるということを頭の隅に置いておかなくてはいけないと今は思っています。

いつだって新鮮な気持ちで、まっさらなキャンバスに絵を描いている気持ちで。そんな風に旅行をしていけたら、常に最新の状態で旅を楽しめるのかも、と。

 

そんなようなことを考えながら、今の自分が一番興味関心を持っている「ネパール」に行きたいなあなどと考えあぐねている今日この頃です。

 

それではまた。

ファイヤーエムブレム風花雪月|ネタバレ全開超個人的感想

 

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風花雪月、全ルートクリアしましたーーーーーーーちょう楽しんだーーーー!

こんなにボリュームのあるゲームは久しぶりで苦労しました…とんだ時間泥棒だった…。

4ルートあって、全フルボイスで、支援会話やペアエンドの数の多さときたら…正直ペルソナを超える時間泥棒ゲームはあまり存在しないと思っていたのですが、余裕で超えてきました。これで1パッケージというのはなかなかに任天堂の本気が感じられてとてもよかったです。

筆者はFEはifから入った新参者なので過去作との比較やFEとしてどうなのか、みたいな感想は一切できませんので、単純に今作の全体の所感やらお気に入りのキャラ感想という名のただの駄文を書いていこうと思います。(脈絡はとくにありません)

 

 

 

 

 ルートのはなし

各ルートを要約するとこんな感じかなと。

 

青獅子

国を奪われ復讐にかられる王子がどん底から這い上がる王道ストーリー

→キャラとストーリーへの感情移入や没入感が強く学級ごと愛せた

 

黒鷲

世の中を支配している思想に疑問を持ち、武力をもって変革をもたらす戦記物

→心を痛めながらも覇道をゆく”敵サイド”が味わえた

 

金鹿

より広い視点で世界に変革を起こし、真実を追求する”解答編”

→変革の思想として一番同調できた

という個人的所感でした。個人的には青が一番すきかなー。

FEifで実現できなかったifモノが、学級選択という名のルート方式によって実現していたのはよかったですねー。この成功が讃えられればられるほどifの分割販売が叩かれる気もするが仕方ない笑
歴史を変えていく立場にある人間になったとして、どの正義を信じて道を切り開くか、みたいな視点が大切にされていたのが非常によかったです。このあたり、コエテクさんが入ったことによって、より各勢力の背景説明や適切な言葉運びがあり緊張感をもって楽しめました。

また入口ハリポタ、出口ゲーム・オブ・スローンズと呼ばれている理由も納得。戦争編で敵勢力を攻めていけばいくほど、学級編で親交を深めた生徒たちが成長した姿で登場し、彼らと殺し合わなければいけないというのが辛すぎて…なんて残酷なことをするのだと震えました。
特に今回、教師という設定が大きな影響があったかなと思うんですけど、一生徒として対等な立場ではなく、教師として生徒たち全員を見守り教え導く立場だったからこそ、生徒たちに"慕われていた"ことがよく伝わってきて…だからこそより愛着のある生徒たちに手を上げなくてはならないというのが非常に酷に感じるよう設計されていました。

周回するごとに辛さが増すゲームはヨコオタロウ作品だけだと思ってたのは大きな間違いですね…いやはやここまでとは。

 

5年後の再会

青の再会よかった~~~~~!
闇堕ちしたディミトリを目の当たりにして、彼をこんな風にしてしまったのは私の責任でもある…と自責の念にかられてたら、次々と仲間がかけつけてくれて涙がでました。いい奴らだなあほんと…。それだけじゃ殿下の心は癒えなかったけど、それでもなおこの5年間の孤独からは解放させてあげられたような気がして、少しほっと出来たのを憶えています。

そしてなにより!あとからドゥドゥーが来てくれたのは本当に嬉しかった、、!死んだと聞いたときは絶望したけれど、後から駆けつけてくれた時はリアルに涙が止まりませんでした。あそこでディミトリの感情が揺れるのもよかったよね…。青ルートはそんな国を追われ、闇堕ちした孤独な王子の心をみんなで溶かしあるべき道へと導く話だったので、個人的には1番感情移入してしまいました。

 

ちょっと不満だったところ

エガちゃんに協力する覚悟を固める黒鷲学級のみんなに、正直おまえら本気か…?と疑いしかなかったです。エガちゃんとヒューベルトはまあ皇帝とその従者なのでわかるんですが、他のみんなはあんな覇道をいく動機はないと思うんですよ…。教会に対してみんながずっと不信感を抱いていたとか、そういう背景があったならばよかったんだけど、そうじゃないからそこはちょっとご都合主義で片づけられた気がしました。仕方ないけどね。紅花→銀雪の順でやったので、銀雪で学級のみんなが修道院に残って「エーデルガルトがあんなことをするなんて…」と言っている姿を見てなんだかホッとしました。うん、そっちの反応の方がどう考えてもしっくりする。

 

あとはかの有名なグロンダーズ会戦ですがこれはもう色んなところで言われているので何も言うまい…。しかしながら青でクロードがなぜか一目散にこっち突っ込んできたのは笑った。いやお前なにしてんの笑。

 

そのほかUIについてなどいろいろありますが、基本的には素晴らしい作品でしたので大満足でございました。

 

 

キャラクターについて

ここからはキャラ感想やらお気に入り支援会話などをお届けします。無駄に長い上に相も変わらず青の話ばかりですのでその点ご注意ください。

 

 

 

ディミトリ

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私が最初に青を選んだのは間違いなくディミトリの容姿が理由です!(キリッ)なにあのキラキラ王子を体現したかのような見た目!いやーーー美しい!!すき!だからこそ5年後の姿、あの壊れっぷりはなかなかにくるものがありましたよ…。さすが風花雪月、キャラクターの痛めつけが容赦ないです。青は全体的にメンタルヘルスの状態がよろしくない子たちが揃い踏みだったので、級長がどこまでもまともなのはおやおやおかしいぞ…と思っていたらですよ。エガちゃんの仮面がとれた瞬間からの壊れ方はもう異常でしたね。真面目で正義感の強い精神でいたけれど、それを支えていたのはほんの紙一重な理性であって、常にギリギリの状態で生きていたんだなあと。あの瞬間で今までため込んでいたものが堰を切ったようにあふれてしまったのがとてもつらかったです。5年後もいつも死者と対話していたり、殺すことを嬉しそうに話していたり、痛々しすぎてみていられなかった…。本当にロドリグ卿には感謝しかないですね、命を賭して彼を救ってくれたわけですから。だからこそ、ディミトリには幸せになってもらいたいなと心の底から思いました。

 

 

シルヴァン

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シルヴァンは断トツの良キャラ。風花雪月の中でも相当キャラ造形がしっかりとしていて、掘り下げれば掘り下げるほど色んな側面が出てくる非常に味のあるキャラでしたね。作品で一、二を争うくらいには大好きです。貴族・イケメン・紋章持ちというこの時代では文句のつけようがないスーパーステータスを持っているわけですが、その裏では紋章持ちが故の問題が根深く、兄からの実害を伴う妬み、地位や財産目的の女たちからの目線が自身をずっと付きまとい辟易とする日々。そんな辛い日常がシルヴァンを歪ませてしまったわけで…。ただこのキャラ造形で素晴らしいなと思ったのが、この境遇であえて女遊び好きの軽薄キャラにした点なんですよね。ただ歪ませてその面を表に出すのは簡単なんですけど、シルヴァンは発言や行動もイケメンでぱっと見女遊び以外は何の問題もない”できた人間”なんですよ。でも支援会話などで深堀していくと、少しずつ彼の狂ったところが見えてくる。そのずるずる沼に引きずり込まれていく感じにぞくぞくしました…あー最高。

だってあんな過去持ちで女遊び好きって完全な自傷行為なわけじゃないですか。しかも自傷行為と自覚がない状態で習慣化されていて、なおかつ遊んだ先に感じるもの、感情がどんどん人としてズレてしまっている。(振った女性に対してすぐ紋章持ちの男を薦めたり、その女性が悲しみを感じている理由がわからなかったり等)このあたりは相当な重症患者ということが分かって満足でした。掘れば掘るほど美味しいキャラ。

 

 

クロード

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頭がきれるキャラとして描写があるのに、実際そんな大したことしたないよねみたいに映ってしまうのがちょっと不憫だったなーと。卓上の鬼神とは名ばかりか…と思うくらいにはこの部分の掘り下げ(というか具体的な奇策やその描写)が少なく残念でした。そういう意味でも、正直級長のディミトリ、エガちゃんと比べてわりとインパクトの薄い割を食ってるキャラになってしまっていたかなあと。

ただクロードの今ある常識を疑い真実を追い求めるという姿勢や、フォドラだけでなく世界全体を見据えたより広い視点で今後のあるべき姿を考えるところはかなり好感を持てました。この時代の人からすれば非常に稀有な考え方だと思いますし、そういう”変革者"を級長において1つルートを設計してくれたのもゲームとしてかなり評価できるポイントかなと思います。歴史はいつだってその時代にない広い視野で物事を捉えた人々が変えてますからね。そういう意味ではクロードの存在はこのゲームにとって欠かせない大事なものだったので、だからこその"変革者"の軌跡をもっとみせてほしかったなーという惜しいポイント。

ただすごく良かったのがレオニーの支援会話で「女神じゃなくて大地に感謝しよう」っていう価値観を提示していたところ。世界の広さを知っているからこそ、人々が当たり前に信じている価値観に疑問を投じられるし、この作品では"一石を投じる役割"としてうまくキャラ描写されているなあと思いました。狭い箱庭の世界での異端児キャラとてもよきです。

 

 

 ユーリス

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なんてえっちな外見なんだ…。公式で化粧男子を出してくるとはなかなか最先端をいってますねFE。不思議な魅力をもつ美少年ユーリスに筆者の心は鷲掴みにされました…というか魅了されない人はいるのだろうかと思うくらい魅力的で久々に度肝を抜かれた感じ。なんかこうほんとに貴族の趣味悪いおっさんとかに好かれそうな外見なんですよね。薄い本が分厚くなるんだろうなあ。(失礼)

あの外見でちょっと乱暴な言葉遣い+低めのボイス+一人称俺様というこれでもかとオタクが好きな要素を詰め込まれているんですが、不思議とオラオラ!おまえらこういうキャラすきだろ!な暴力感がなくてすんなり受け入れられました。不思議。

でも個人的には5年後のビジュアルがそんなに…というか、柚木先輩と土岐さんを足して2で割ったような感じがして、うん、ちょっとそこが残念でした。中身は大好きなんだけどね。あとはなぜか ローレンツと立ちモーションが一緒なのがどうあがいても面白くてずっと笑ってました。ちょっとあの手の揺らぎうるさいんだよな笑。

踊り子ユーリスは歩く18禁。えっちすぎ。

 

ユーリス×ベルナデッタ

萌え!!!!!これほどまでに萌えという言葉があてはまるシーンがあっただろうか…というくらい、ラストのベルちゃんにひたすら萌えてました。おま…めっちゃかわいいやん…完全に惚れてるやん……。あの一瞬でベルちゃんが大好きになったし、あの支援会話のためだけにDLCがあったといっても過言ではない(過言)。



 

という感じで後半はただのオタクのキャラ萌えの話ばかりになってしまったのですが、ゲームとして、作品として、非常に楽しませてもらえました。あれだけのキャラクターと支援会話による掘り下げ、そして4ルート+DLCという大大大ボリュームでこの作品をつくりあげてくれたことに心から感謝したいと思います。欲を言うならばあの子たちと完全なシュミレーションゲームがしたい…と思ってしまうくらいには、どの子にも愛着と思い入れがいっぱいになりました。みんなすごくいい子。

今までFEにはそこまで注目していなかったけど、風花雪月を機に今後もプレイし続けたいなーと思った次第であります。

 

まだまだしばらくは楽しめそうなので、お気に入りの子たちと一緒にフォドラライフを送りたいと思います。

それではまた!

 

個人的に今一押しのYouTuberを紹介します。

どうもあけましておめでとうございます。

今年は最大9連休もの正月休みがあったというのに、光陰矢の如し、ゴロゴロしていたら一瞬で終了しました。

ただそんなゴロゴロ休みにも得るものはたくさんありまして…

というのもわたくし、あるYouTuberの方に激ハマりしました。

 

 

たっっっっまたまYoutubeのレコメンドに出てきたこの方…

 

その名も、ヤマカイTV。

 

ここで簡単にプロフィールをご紹介。

アメリカ・テキサス在住のプロバレエダンサーヤマカイさん。
函館ラ・サール出身、アメリカ在住、英語ペラペラ、イケメン、抜群のスタイル、筋肉……世の男性陣が欲するであろうあらゆる要素を兼ね備えた超ハイスペックYouTuberなんですねー。


初回の動画をみてみたところ、日本での知名度がまたまだ低いバレエの魅力を、動画で面白おかしく取り上げることによって広く知ってもらおうという素晴らしいものでした…。
長年バレエをやってきた人間としては(実は3歳から大学までやってた)感涙モノですよ。確かにバレエって初心者というか一般ピーポーからするとかなりハードル高いんですよね。クラシック音楽と一緒で敷居が高いものの象徴というか…。それを「バレエあるある」や「踊ってみた」などのネタ系動画をつくることによって、少しでもそのハードルを下げようという試み、素晴らしいです。

 

そして何より、本当に面白いんですよ…!
ここで個人的に私が大好きな動画をご紹介するので、まずは騙されたと思って見てみてください。

 


【バレエあるある】教室で恋が始まる瞬間

 

YouTuberあるあるの余計な(笑)挨拶など一切無視して、コント的にあるあるネタを最後のオチまで畳みかけ、コンパクトに笑いがまとまったこの動画構成、まさに天才。ちょっぴりニコ動を彷彿とさせるこの構成めっちゃ好きなんですよねー。

 

ちなみに一緒に動画に映っている天使はヤマカイさんの彼女であり同じくプロバレエダンサーのネレアさん(スペイン人)です。彼女のカタコトな日本語も本当にかわいくて癒される…。

 

上記の動画で「ん…ちょっと面白いかも…?」と思った方はジャンル毎におすすめ動画をまとめてみたので下記へどうぞ!

 

ネタ系

【バレエあるある】バレエやってて良かった瞬間(プロバレエダンサー達が演じる)


【バレエあるある】バレエやってて良かった瞬間 (プロバレエダンサー達が演じる)

 


もしも松岡修造がバレエダンサーだったら

 


写真を繋げて動画にしたら地上でも羽生結弦君になれんじゃね?【 フィギュアスケート をプロバレエダンサーがやってみた】

 

 

ルーティン系


【ナイトルーティン】国際同棲カップルのいちゃいちゃな夜の生活🌙

 


【モーニングルーティン】男プロバレエダンサーが朝起きてから出かけるまで

 

実用系


【ストレッチルーティン】柔軟のプロの習慣【プロバレエダンサー のストレッチ習慣】

 


【食事ルーティン】プロの毎日食べているものを晒します。VLOG #3

 

で、ここからが本当に伝えたいことなんですが、こんなネタ動画ばかりつくって面白おかしくしているけど、実際はものすごく努力家でとてつもない苦労や経験をしているし、それを経たからこそその経験を昇華した素晴らしい表現者になっているのかなとビリビリ感じるんですよ。これがヤマカイさんの素晴らしいところ。

高校卒業してすぐにアメリカへバレエ留学をして、そのままバレエ団に所属して働いて…と、それだけでもとてつもない苦労が伺えるし簡単には得難い経験なわけなんですが、仕事や海外生活の苦労だけでなく、スペイン人の彼女との生活や様々な国籍のダンサーたちとの生活を通して日本では培えない柔軟な価値観やものの考え方を身につけていらっしゃるところが素敵だなあと動画をみていてひしひし感じます。とても地頭がよくロジカルな方だと随所で伝わってくるのですが、彼女やルームメイトへの愛情表現も言葉と態度両方できちんとしていて、本当に充実した人生を送っていらっしゃるんだなーと。人生2回目があったらこんな人生にもチャレンジしてみたいなーなんてことを思わせてくれる方です。

 

こんな感じで自分でも驚くほどに語ってしまいましたが、とにかくおすすめでございます。

この年末年始に動画を観漁り、早速完全無欠コーヒーを試してみるという信者っぷり、かつしばらく失っていたバレエへの情熱や関心を再び甦らせるのみならず、数年間やめていたバレエを復帰させる心意気です。ヤマカイTV恐るべし。

2020年の目標のひとつに、平日は毎日完全無欠コーヒーを飲むこととストレッチを欠かさないことを追加し、健康への意識高いマンへと変貌を遂げたので、決して三日坊主にならないよう努力していきたいと思います!

 

健康になりたい方、動画でくすっと笑いたい方、ピュアな愛情にほっこりしたい方、ぜひ一度みてみてくださいねー!

 

新年一発目の謎エントリにここまでお付き合いいただいた方がいらしたら本当にありがとうございます。

今年も一年、どうぞよろしくお願いいたします!

ペルソナ5ザ・ロイヤル(P5R)感想と考察【ネタバレ有】

ペルソナ5ザ・ロイヤル

P5Rクリアしました~~~~~~~~。

ステータスとしては、P5無印はもちろんクリア済みです。

当然のことながらネタバレ全開で感想を書いていきますので、未クリアの方はブラウザバックでお願いします…!

自分でも引くほど長文ですが…それでもよろしい方はレッツスタート!!

 

 

ちなみに、無印をクリアした時の感想はこちら

linkle24.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 三学期について

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どうも、2/2のあの展開が訪れるまで、明智が丸喜につくられた存在だってことに全く気がつけなかったアホです……。
ジョーカーだって丸喜の現実を見させられている対象者であることを主人公補正ですっかり忘れていたし、なにより三学期コープ進行度によって、シナリオはどうあれ明智生存ルートにいけると勝手に思い込んでしまったわけですね………(各所PVでロキで一緒に戦ってたし…)つまりプレイヤーである私自身も明智が生きていて欲しいと願ったゆえの虚構の現実を見させられていたのかなと。ここは完全に主人公と全く同じ感情だったしそれを読まれていた……。

だって寝る前に明智を気にかけるジョーカーのシーンがあったり、結局「反応がない」だけで死んだのかはっきりしてない部分がRでははっきりさせられるのかなと思っていたわけですよ。深層があきらかになるとはここのことかと。…という複雑に仕組まれたミスリード(なのか?笑)によって見事引っかかりました。天晴れ。

 

なので2/2に真実を打ち明けられた時はまじでびっっっっくりした。リアルに変な声でた。ていうかジョーカーそんなに明智好きだったの!?!??てなったよね笑
でもそんな真相発表もさておき、明智ははじめから気付いていて、それでいてこの歪められた現実を終わらせるためにジョーカーと一緒に戦っているっていうのがもうね……明智のキャラ造形をこれでもかと強化してくれていてグッときましたよ……。

そりゃ個人的には明智に生きていてほしいですよ。短い期間だったけど2人で、そしてみんなで一緒に戦えて幸せでしたよ。それでも、明智は一度現実で自分の戦いを終え、最後の望みをジョーカーに託してシャッター断絶したわけだから、その願いを無視して丸喜の現実を受け入れたらそりゃ怒るわけですよ。いやーーーーー2/2の展開まじでよかったな……。

 

正直オクムラパレスまでの怪盗団の活動って、仲間になるメンバーの状況を救うというのもあるけど、基本「世直し」というスタンスで改心を行ってきていたし、その奥底にはやっぱり大衆の声を意識しているところがありましたよね、特に竜司。高校生だから…と思いつつも、どーーーーしても感情移入できないところがあってもやもやしてたんです。でも三学期のストーリーはそのもやもやを見事に払拭してくれました。三学期の改心は、もう大衆の声や世直し、誰かのためとか関係なく、単純に「自分たちの正義を貫く」ため、というのが最高でした。二学期まででやってきたことを三学期にまるっと丸喜になかったことにされて、そこで改めて自分達がいかに痛い思いをしながらも厳しい現実を乗り越え強くなったかを思い返せるわけですよ。これまでの経験を通して今の自分があるから、今までやってきたことを肯定するためにも、怪盗団最後の仕事として「正義を貫く」選択をするわけです。世間はまやかしの現実に飲み込まれているけれど、本当の現実が見えている怪盗団メンバーで、誰の頼みでもなく"自分たちの意思"として、丸喜と戦うことを選択する。そういう彼らの姿が見れて満足でした。無印だとやはり大衆の元気玉ヤルダバオトを倒すというのが物語の帰結としてどうしてもテーマそぐわずぐぬぬとなっていたので、そこの不満点は見事に三学期で解消してくれて満足でした。私の魂は救われた…。

 

ついでに言うと丸喜を倒して元の現実に戻ったあとも、めでたしめでたしじゃなくて、ジョーカーは元通りムショいきなのが世知辛くていいなあと。現実はそう甘くねえぞっていうメッセージもきちんと含まれているのがいい意味で"現実的"だと思います。こういう要素がないとご都合主義感で感情移入しきれなくなっちゃうしね。ただジョーカーだけほんとに不遇すぎるでしょとは思うけども…。

 

今回のコープも、今までのコミュもそうだけど、いつも主人公がその人に寄り添って背中押しをしてあげることによって、皆それぞれが抱えている悩みを自分の力で乗り越えていくっていうストーリーがめちゃくちゃすきなんですよね。もちろん、人によっては障害となる人の改心をしてはいたけれども、それでも丸喜がやった痛みごと取り除くのとは全く違う話で、きちんとみんな乗り越えていくわけですよ。だから最後にはみんな「あなたがいたから乗り越えられた」とか"一緒にいてくれた"ことへの感謝なんですよねー。直接的に障害を取り除いたことに対してのお礼じゃないのがポイントなんだとおもいます。
この積み重ねがあるからこそ、痛みを乗り越える力をその機会ごとすべて奪われる恐ろしさをプレイヤーがいちばん感じているので、三学期でその恐ろしさをドーーーーンとぶつけてこられたのはさすがアトラスです。このストーリー構成は素晴らしいの一言!


ただ初詣のイベントはP4やってた人ならあのPVをみた瞬間に、おーーー!!みんなとわいわいできるイベント追加きたーー!!!!ってなったと思うんですけど、そんなシーンがまさかのまさかなのには笑いました。徹底的に地獄に落としてくるよなあアトラス。お正月すらまともに祝わせてもらえないのP5スタイルを一貫してていいとおもいました(地獄)

 

三学期BADEND(丸喜の現実END)

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最&高!!!!!!!!!
ここまで70時間以上ものくそ長い時間をプレイさせておいて、その努力すべて「無かったこと」にされるエンディングはありますか!!!?!?この無慈悲さ、さすがアトラス。
こういう誰も救われない残酷さ、気持ち悪さみたいな描き方が大好物なので個人的には性癖にズバズバ刺さるシナリオで最高でしたよ。
スタッフロールの背景絵、マジで辛かった…みんな笑顔でいるのが余計に辛かった……死人が生き返り、各々が望む有り得るはずのない虚構の現実の中で笑って楽しそうにしている姿を、70時間以上必死にプレイした後に見させられるこの拷問、エグいです。エグさ500
最後卒業式のシーンで、はじめ明智がみんなの写真を撮ろうとするんだけど、そこを丸喜が明智も入れた全員を構図に入れてシャッターを押すというのがね、もう完全にひとつの箱庭の神というか管理者になっていることを示唆していてゾクゾクしました。逆に言うとあの構図からはもう逃げられない、スマホで切り取った異世界に閉じ込めるということを表しているようであの演出考えた人は天才。そのあと若干画面が歪んでジョーカーだけが一瞬違和感をおぼえるのもね…あーーーーきもちわるい!(最高の褒め言葉)
GOODENDが皆それぞれ進むべき道を決めて別々の進路へいくのを「己の正義を貫く」今作のテーマのENDとしてもってきているわけで、このBADENDはちょうど対になってるわけですね。BADだとジョーカーも帰らないしみんな一緒に楽しく過ごしている現実…それを「みんなの幸せ」として丸喜に定義されてしまった、と。
こういう直接的ではなく、間接的に望まざる世界に閉じ込めるというENDを一つ用意してくれたのは、ロイヤルでの本当に大きな見どころ、というかメインディッシュだったと思います。いやほんと最高だった。

 

三学期期限切れEND


みなさん感想で三学期の期限切れがやばいとつぶやいていらしたのでわざわざやりましたよ…。セーブデータちょうどいいのがなくて、1月半ばからひたすら毎日明智とジャズバーに通う毎日でした。そしたらセリフバリエが7種類くらいあってわらった。そんなに用意してくれてるのね…感動。
あとパレス攻略期限間近に明智が「このウスノロが…」って罵ってくれるのはここまでプレイを頑張ったご褒美ですか?ありがとうございます。
毎日昼はすぐ家に帰って、夜はジャズバーにいく生活に対して毎回怒ってくれるモルガナにはひたすら申し訳ない気持ちでした…。期限の前々日にはセリフがわざわざ変わってるのも感動した。ルート確保→予告状に2日必要だから、1日前になった時点でゲームオーバーなわけで、その状況に対してモルガナが「あんなに言ったのに……」ともう手遅れなことを悲しげに伝えてくれるところが心苦しかったです。。すまぬ。

 

それにしてもまさかジョーカーが眠り姫になっちゃうとは…………こればっかりは予想のはるか斜め上をいってました。受け入れもせず、戦いもせず…だとなぜこの現実になるのだ!?!?一応丸喜は主人公の幸福を願っていたはずなのだけど……なぜ…………。しっくりはきてないけど、演出的に嫌いじゃないし、ジョーカーの部屋をアップでみせるここしかないカメラワークでゾクゾクしたのでまあこれはこれでよかったです。あの蜘蛛の巣張ってる感じね…やばいよね……一体どれだけの時間が経ったんだろう。。

 

GOOD ENDのラストシーン

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最後に明智ぽい人が映ることで色々と考察がもめているみたいですが、個人的には単純にメガネやガラスを通して過去の怪盗団の姿、もしくは曲解によって歪められていた現実がフラッシュバックしたけど、メガネを外して窓を閉めることによって、もう自身のペルソナ能力や怪盗団とは決別したから仮面はいらないし、曇りなき眼で現実をみてあるいてこーぜってメッセージだったのではと解釈しております。
顔を覆うもの≒仮面≒ペルソナを連想させている描写がP4からもちらちらあったので、そういう解釈が自然かなと思うし、能力と決別した物語の終わりにふさわしい締め方なのかなあと思いました。なので個人的には特にもやもやはしてないかなー。

 

明智吾郎というキャラクター

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明智の手動コープほんとに無印からやって!!!!!!!!!(悲痛な叫び)

無印の時のあの掘り下げの少なさはあまりにも不遇というか説明不足すぎましたよ…。メディアとしてはよく出てるけど、怪盗団との接触明智本人がどんな人物かという描写が少なさすぎて、物語の核を担う人物なのに深く考察できなかったという深い悲しみがありました。それを手動コープにして掘り下げることによって、明智がいかに主人公と似たもの同士で、それでも互いの選択と状況によって相対するライバルとなったのかという、明智の選択と正義について丁寧な描写があり、しっくりきました。

 


シドウパレス戦闘前の「なんで、あと数年はやく出会わなかったんだろうね…」のセリフがもう…悲痛すぎて泣いた…。心底嫌いなジョーカーもコープを進める事に仲良くなっていって、こいつには絶対に負けたくないという気持ちがある反面、心の奥底に似たものを感じて親しみを覚えていたんですよ。でもあと数年~ていう台詞は、本当に良き仲間になっていたかもしれないけど、それでも、たらればに縋ることは決してせず、自分のやってきたこと、信念と正義を貫くために戦うことを迷わない。自ら敗北を認め幕を引くというこの潔さ。ほんっっっっっとに強い人物だと思います。怪盗団に一緒にいこうと言われた時も、手を取らないでくれて本っっっっっっ当によかった。(正直この展開を危惧していたので)ここでもし手を取っていたら明智のこれまでの人生と信念と正義をすべて曲げることになってしまうわけで…それはつまり丸喜がやったことと大差ないわけで……そんな展開が待っていたら間違いなくディスクをたたき割っていたと思います。うん、アトラスを信じてよかった。明智に関しては500点満点でした。

 

ロキ智さん

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この人快楽殺人者すぎない????????笑
いやおまえめっちゃ楽しんでるやん!?!???てなるくらい戦闘中の声が愉快すぎて笑いました。の割に白明智の声も汎用で一部残っちゃってるから、探偵王子スマイルで「宝箱あるね」とか言われるとドキっとする。おまえ誰だ!!?

あと戦闘中あんなにテンション爆上げマンなのに仲間や丸喜と喋る時はめっちゃ冷静なのも面白すぎ。テンションの差が激しすぎてメンタルもたないよ…。
ジョーカーがピンチの時の「倒れたら殺すぞ」も理不尽すぎて笑うんだけど、ロキのスキルに精神耐性があるにもかかわらず一番状態異常にかかってておまえ…ってなりました。トチ狂ってるロキ智が恐怖とかかかってると面白いからヤメテ笑。
ショータイムも含めてロキ智の言動行動がやかまし愉快で楽しかったです。ずっとパーティにいれてた。
3人でマルキパレスに行った時もしれっとロキ智になってるの面白いし、それに対して主人公の反応「そっちできたか」も仲良しだし、気を遣うかすみちゃんもかわいいし、つっこみどころ満載すぎでした。

 

 

かすみちゃん

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初めのペルソナ覚醒時の違和感が払拭されてよかったー 大衆の手のひら返しに共感させるためだけのキャラかと心配したけど全くそんなことなくてよかったーーー。かすみちゃんコープの前半は正直全然面白くないし(ひどい)ペルソナ覚醒のイベントも弱すぎてアレだしえっこの新キャラ大丈夫????ってなったけど、ちゃんと三学期に説明がつくというか、三学期の話をもってくるための伏線だったというのがよかったです。色々コープの内容とかを思い返してみると、たしかにちぐはぐ感が随所にあったり(料理のこととか)、あとコーチに自分と向き合えと言われてるのもなるほどそういうことか…となったり。

 

あとから考えると、確かに誰一人としてかすみって言ってないんですよね。モルガナでさえ。それでも「かすみ」というイメージが強く根付くのって単純に芳澤っていう普通の苗字に、ひらがなで目を引く「かすみ」って名前にしてミスリードするためだったりしたら上手いなあ。スマホの調子がわるいのは単純に「かすみ」に関わることが都合よく消えるようになっていたから?なのかしら…それにしてはスマホ調子わるいアピール多すぎてちょっともういいよってなったけど。真相は謎。

 

あとはかすみのペルソナがサンドリヨン=シンデレラっていうのも素敵な設定ですよねー。公式見返してたらサンドリヨンの胸に時計が刻まれているのは何を意味しているのか…?ていう記述があって、そういうことかーーーーーって膝から崩れ落ちました。幸せな魔法は時がきたら消えてしまうってことなんですね…かすみの真実がわかるムービーを思い返すと、かすみを包んでいた魔法が消えていくようにみえてスタオベでした拍手。その先の、努力したら報われるというシンデレラストーリーの本質まできちんと描いてくれているのもポイント高いですよね。5のペルソナの中でもかなり好きなモチーフと比喩表現でした。一番はロキだけどね!!!!!!あのふてぶてしさ最高。

 

音楽


今回個人的にツボだったのはGentle Madmanでした。ピアノが主旋律であの流れるようなメロディがとても綺麗なんだけどどこか悲しく切ない気持ちになるのがよかった。丸喜の内面を上手く表している素敵な曲でした。
あとはRivers in dessertがやっぱかっこいいなー。特にサンドリヨン戦でジョーカーと明智がピンチの時に竜司が2人を守るシーンで流れた時、かっこよすぎて変な声でた。竜司をかっこいいとおもったのはじめて(失礼)

 

デジャブ発言について

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さて、ここまで評価ポイントばかり書いてきましたが、ここはロイヤルでも不満だった点です。無印の時から解消されない最大のもやもやポイント、それは仲間たちの”デジャブ発言”です。「深層が明らかに」と広告されていたので、個人的にはてっきりこのあたりの謎が解明されるのかなと期待していたので、デジャブ発言への言及が何もなかったのは期待していただけに非常に残念でした…発言やアイテムからループ説が濃厚だったのですが、ここまでなにも触れられないとは……。しかしアトラスが意味もなくこういうセリフをぶっ込んでくるとはとても思えないので何かしらの意図を感じるし、、、どうなの!!
無印ENDの竜司の「まだ誰かの夢の中にいるみたい」発言はなくなってましたが、随所にでてくるなつかしいとか前から知ってるみたいなどの発言は特になにも変わってなかったし、こればっかりは本当にわからないです。気になって夜も眠れない(うそ)からアトラス説明してーーーーー。

 

 

総評


まとめると、無印の時にもやもやしていた点(主にシドウパレス以降の物語の失速感と元気玉が見事に払拭され、3学期でとてもいいシナリオをぶちこんでくれたので大満足でした。(デジャブは回収されてないけど)
ただ、ほんとにこれはじめから無印でやってくれ…と言いたいくらい無印のシナリオはやっぱり不完全だったと思うし、P3、P4と比べると個人的な評価が低かったんですよね。色々大人の事情やらがあるのはわかるのですが、完全版商法はファンへの裏切りになると思っているので正直やめていただきたい…。P3P4くらい無印でシナリオが完成されてて、その上でのリマスターならいいんですけどね。正直そのあたりはちょっとがっかりでした。あとかすみの誇大広告も。

が、時間をおいてこれだけのシナリオを完成させてくれていたので、そこへの信頼度は変わらないです。アトラスは出来る子なんだからお願いだからこれ以上裏切らないでくれ…頼んだ…。

 

なにはともあれ、はじめてペルソナをプレイする人にも、無印でもやっとした人にも諸手を挙げておすすめできる作品でした。

ありがとう、大満足でした!!!

 

 

ちなみに無印の不満点をつらつらと書き連ねてP4と比較した記事はこちら。

 

linkle24.hatenablog.com

 

 

 

 

ではまた! 

実写映画アラジン感想|一度入ったらアグラバーから抜け出せない、素晴らしき最高の没入感

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※画像はすべて公式より拝借

 

まず一言。
DOLBY ATMOSで観て!騙されたと思って!!!!!

はじめのCMの時点でびっくりでした、なんだこの音響はと。今までのシアターはなんだったのかと。それくらい度肝を抜かれるすばらしい音響でした。包まれる音とはこういうことを言うのか…。(IMAXでも観たけど、ATMOSの方が良かった気がします)


そんな環境ではじまる導入の「アラビアンナイト」。もうね、この1曲ですべてもってかれます。
ちょっぴり妖しいアラビックなメロディで今回の舞台である「アグラバー」へと誘われるのですが、そのカメラワーク然り街の作り込み然り、全てが異世界Theエキゾチック!そして包まれる音響!!VRなんじゃないかってくらいの没入感でした。あそこまでキャッチーな導入は他の映画には真似できないのでは……全身に鳥肌が立つくらい本当に驚きました。


どれくらいの没入感かというと、上映中ドリンクを飲むのを完全に忘れるレベル。一緒に観ていた彼はCM中すでにトイレにいきたかったらしいのですが(事前に行っとけよ)映画が始まった瞬間、尿意は消え去ったそうです。そのくらいの没入感。

 

※ここからは本編のネタバレを含みますのでご注意ください※

 

本編のストーリー順に、曲を主軸としたテーマをメインに感想を綴っていきますね。

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アラジンがパンを盗む曲「ひと足お先に」のシーン。この曲のそこはかとなく漂うキャラソン臭はなんなんだろう…これ伝わる人いるかな…笑 いかにも中東の旧市街を彷彿とさせる迷路のような街並みをアラジンの忍者スキルでするすると駆け抜けていく様はめちゃくちゃ気持ちがよかったです。それと同時にひたすら布たちに萌える時間。布めっちゃかわいい…なにあれ……。個人的にモロッコの染料場とかがあったのがポイントでした。現地の人の暮らしや文化が垣間見えていいですねー。

 

フレンドライクミー

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ここのCGミュージカルが最&高。正直なところ、実写美女と野獣のディナーシーンがあんまり好きじゃなかったんです。あれは家具たちなので仕方ないのですが、エマ・ワトソンとCGがひたすらじゃれあってる様子がなんとも溶け込んでないというか、ちょっと演出が派手になりすぎていて、実写なんだけど実写じゃないというか…飲み込みにくかったんですよね。だからフレンドライクミーもちょっと心配だったんですが、これが予想外!期待のはるか斜め上!素晴らしい実写版のミュージカルになってました。演出の派手さがジーニーの魔法でリアルなアラジンとアブー、ウィル・スミスにうまく調和してたんですよね。アラジンとウィル・スミスのロッキンにはちょっと笑ったけどかっこよかったなー!

 

アリ王子のお通り

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はいきました、アリ王子のお通り。実はアラジンで一番好きな曲なのでございます。あの頭のおかしいパレードがさらに一段とおかしくなっていてそりゃもう最高に楽しめました。あんなすげーパレードを生で見れるアグラバーの国民羨ましいこと山の如し。

ジャムの件には大いに笑わせてもらい、ウィル・スミスの無限の可能性を感じました笑。ホントにあの人なにやっても面白いな。
 

そんなジャム事件の後、夜の収穫祭。

もうね、ダンスが最高だったんですよ…ホントに…しびれた……。単純に役者さんたち上手すぎだしボリウッド要素ふんだんに入れてて、振りも衣装も色彩もカメラワークも、このシーンはボリウッドダンスで魅せまっせっていう気合いが感じられてよかった。
音楽もよかったのになぜサントラに収録されてないのだ…いますぐ入れて欲しい名曲だと思います。

 

ホールニューワールド

ホールニューワールドは言わずもがな素敵。

曲の出だしが今までの派手なミュージカルと正反対でしっとりと始まって、アグラバーの上空から街の夜景をゆったりと眺めていく入りがグッときました…。砂漠の街の夜景ってなんであんなに素敵なんだろうなあ…灯りが土色の建物を淡く照らして、それはもう幻想的な世界になるわけです。ふとカッパドキアの夜景を思い出しました。


「Do you trust me?」がね、よかった!!よ!!!アニメ版日本語訳の「僕を信じろ!」(ドヤァ)があんまり好きじゃないので(笑)言い方も含めてよかったです。 


ジャスミンが国王になるということ

ジャスミンが国王になるという改変は今回の実写ストーリーの中で一番良いアレンジだったと思いました。今までの作品や世界では、王女は結婚して国王をみつけるものという価値観の中で話が当たり前のようにつくられていましたが、今回はジャスミンが国民を愛し、アグラバーを愛しているからこそ、自ら王になりたいという意思がはじめからはっきりと感じられていました。ただの囚われの王女ではないという側面が描かれていて、その人物像の描き方もよかったです。最近のディズニー映画も女性は自立してるしね。パパに国王だと認められるシーンは何度見ても泣いてしまうな…。

 
国王になったジャスミンが自ら堂々と宮殿の外へでて、アラジンとキスするシーンなんか、それまでのジャスミンの姿との対比になってて感動しました。自らの意思で堂々と外に出ることなど許されていなかったのに、それが出来ているところ、そして自分が愛する人のもとに自らかけよりキスするところ。もうね、最っ高。ただ「待つだけ」の人間ではなくなったところ。

あと個人的に思ったのは、ジャスミンがアラジンを好きになった理由の一つとして、「国王になりたい、なれると思う?」という話をアラジンにした時、「僕の意見が必要?」と言ってくれたところもポイントだったんじゃないかなあと思っています。この人は自分をただの飾りとしてではなく、一人の人として見てくれているんだとジャスミンが感じて、そこにぐっと惹かれていたら嬉しいなー、という妄想。

 

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スピーチレス

今回話題のスピーチレスはまさに抑圧からの解放ですよね。どことなくLet it goを彷彿とさせる歌詞と曲調で、女性の人権確立を主張する素晴らしい曲だったと思います。エルサがもう何も気にしないと、魔法を使いながら自分のありのままの姿を肯定するシーンといい意味でかぶりました。

あとこの曲がストーリーに合わせて変化してくところもポイント高かったです。前半にジャファーから女性は美しければいい的なことを言われた時は、あくまで曲調も「現状の嘆き」で終わっており、アコギで悲しみを助長するテイストだったのが、ジャスミン覚醒のシーンではそれがパワフルに、まさに解放を意味する曲調と楽器に変わっていたのがとってもいい演出だったと思います。

「I won't be silenced」のところで、今まで抑圧されてきた”男性が押し付ける女性像”を勇気と強さをもって撥ね退ける様が素晴らしかった…ナオミ・スコットすごい…。

 

ジャファーもジャスミンもそうだけど、(見方によってはアラジン、ジーニーも)抑圧からの解放が今回大きく描かれていたかなあと。夢や願い事を持ち続けることが素晴らしい……という綺麗事ではなくて、もっと人間のリアルな部分に焦点をあてて、ある意味そこも実写化=現実化していたのがよかったのかなあと思います。そういう意味では、アニメのストーリーをそのまま実写化していたらちょっとチープな感じになっちゃうのかもしれないです。(決してアニメのストーリーがチープとは言っておりません。アニメにはアニメの良さがあります)

 

 他にも語りたいことは山ほどあるけど、とにもかくにも、よかったですアラジン。
素晴らしい映画を届けてくれてありがとう!!4DXでもみてきます。

 

★小ネタ

砂漠でジャスミンについてアラジンが語ってる時、絨毯が砂でシンデレラ城つくってるのがしぬほどかわいかったんですけど…なにあれ……しかも砂ファッってやってティンカーベルまで再現してる……ウッ

※初見で気付けなかったので、もしなにそれ知らない!という方がいたらぜひとも2回目へどうぞ。

イアーゴ巨大化はモンハンすぎてわらった。突然はじまるイャンクック討伐クエスト。

芸術の秋なので、改めて『のだめカンタービレ』について語ってみる

自分でも不思議なことに、季節が秋冬になるとクラシックやヨーロッパが恋しくなるんですよね。コルダしかりのだめしかり…。

もう11月も下旬…ということで、今年もやはりやってきました”秋のクラシック症候群”。突然のだめが観たくなって、ドラマからヨーロッパスペシャル、そして映画まで全て観たんですけど、ドラマの放映から10年以上経っているとは全く思えないほど演出・構成ともに素晴らしいんですよね…何度見ても色褪せないんだよなあ…。

ということで、のだめ熱が再び急上昇しているのを機に、改めてのだめを観て感じたことを垂れ流していこうと思います。

(まず事前情報ですが、これを書いている筆者はドラマとスペシャル、映画のみを視聴しており、原作は一度も触れておりませんので悪しからず。そして全くまとまりがありません。)

 

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のだめっていつも、「千秋先輩と〇〇がやりたい!」といった風に、必ず主語には千秋がいるんですよね。それは自分でこの曲が弾けるようになりたいとか、〇〇みたいに弾けるようになりたいとか、自分の技術や能力の向上ではなく、あくまで千秋と一緒に最高のハーモニーを奏でること。to beではなく、to doの考え方。途中どこかのシーンで千秋が、「はやく満足して終わらせたがっている気がする…」なんて台詞を言っていましたが、実はこの感覚、すごく共感できるんです。

 

ずーっと「千秋と協奏曲がやりたい」と言っていたのだめが千秋の演奏を聴いてその感情がピークに達し、学校の2台ピアノでラフマニノフのピアノ協奏曲第二番を弾いたエピソードがありました。しかもその翌日、非常にスッキリとした表情で「もう先輩との協奏曲は終わりましたよ?」と。この様子を観た時、なんだかのだめは千秋とずっとセックスしたがっていて、ようやくできた後の賢者タイムみたいとか超下世話なことを思ってしまいました。決してのだめみたいに何か特別に秀でた才能があるわけではないのでとてもおこがましいのですが、でもこの感覚は非常に理解できて、目的やゴールがto beではなくto doになっていると、それをやりきってしまった時、何とも言えない虚脱感や虚無感が襲ってくるんですよね。セックスの快感をひたすら求めて、いざ絶頂に達したらその後は燃え尽きてしまい、以前の渇望感はどこへやら…といったように一瞬にして興味を失ってしまう。もちろんこれ以外にも、ずっと好きだった人といざ付き合ったら急に冷めてしまうとか、ずっと欲しかったものがようやく届いたら、手に入れたことで満足してしまい、その後は一切触れなくなるとか、色々例を挙げればたくさん出てくると思います。

でもそれくらい、何か得た時・やり切った時の快感は他では味わえないほどの力があって、それらを味わうために何かを得たい・やりたいと思うんだろうなあと思んです。その先に待っている感情の正体を知っているから、これをやったらあの快感を味わえるから、そんな風に私たちはいつだって感情や快感の虜で、それが原動力で生きているんだなあと。だからこそ、to doではなくto beの目標を持つことの難しさを今一度感じたり。

 

オクレール先生がのだめをずっとコンクールに出さなかった理由がよくわかった気がします。のだめは常に直情的で、その時思ったこと・考えたこと・感じたことをすぐやって満足したがる傾向にあります。先生はそのことをよくわかっていて、もしあの時コンクールに出していたら、奇跡的に入賞はできるかもしれない、けれどもその先が千秋との協奏曲で終わってしまう。コンクール=千秋と協奏曲をするための手段であるうちはだめだと。「正面から音楽に向き合って」、その上で自ら上を目指したいと考える段階にならないとだめだと。

 

プロになるって本当っっっっに大変な道のりだよなあ…。

 

 

また改めて思うのは、音楽と恋愛の組み合わせというか相乗効果って何故あんなにも心地良いんでしょうね。ダンスとか絵画とか自己表現をする術は色々あるけど、音楽は文字通り協奏して、互いの感情を融合させ、一つの音楽にまとめあげていくからなんだろうなあと。さっきから何度もアレですけど、やはりセックスと本質的には同じな気がします。

だから互いにいい演奏が出来た時、最高に気持ちがいいし、またあの感覚に溺れたい、あの感情を表現したい、と思うんでしょうね。それが恋愛とすごく重なるなあと。

 

 

ここからは完全に余談ですが、のだめをみてラフマニノフのピアノ協奏曲第2番にハマった人は是非、辻井伸行さんのプロムス公演をみるといいですよ。実家はWOWOWに加入しているので、リアタイで(もちろん録画も)見てたんですけどハンパじゃなかった……。今まで聴いてきたオケのなかで一番よかった…。

なので私の中では辻井さんのピアノを生で聴くことが夢なんですけどなかなか難しいね…コンチェルトなんて尚更…。

第一楽章の鬱々としたメロディから始まり、第三楽章のラストで解放される感じがもうたまらんですよね。実際に鬱状態に陥っていたラフマニノフが救済される様子が完璧に曲に表れているんだと思います。鬱屈とした気分の時に聴くと心が救われます。私的ベストオブカタルシスミュージック。

 

そんなこんなでまとまってないですがおしまい。

 

堂本剛ファン20年かつ高杉至上主義の人間が映画銀魂を観てきたので感想を書くよ!

とんでもないレベルでのお久しぶり投稿となってしまいましたが、実は昨日、発表当時からずーーーーーーーっと楽しみにしていた映画・銀魂を観てきたんですよーー。

 

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※公式より引用 

 

銀魂は中高時代にずっと読んでおりまして、その中でも高杉が大好きなんですよ…あらゆるアニメやゲームの中でも1,2位を争うレベルで好きなキャラなんですよ。実写化の発表があって、高杉役に私の愛してやまない堂本剛くんが抜擢された瞬間はもうなんというか奇跡と奇跡のコラボレーションすぎて近いうちに死ぬんじゃないかと思ったレベルで嬉しかったです。

だって考えてもみてください。自分が大好きな2次元キャラと3次元アイドルが、映画の中で同じ次元になるんですよ????意味がわからないですよね??????まさに俺得すぎるキャスティング。

この事実を知っている友人たちから次々と祝福のメッセージをもらったんですけど、なんだか自分の息子がジャニーズ事務所に入ってCDデビューが決まったくらいのお祝い加減でした。たぶん言っている意味がわからないと思いますが、書いている私も意味が分かりません。

 

高杉の妖艶さ・気だるさ・ミステリアス感・鋭くも哀しい眼、そして派手な着物を着こなし演じられるのは剛くんしかいないよな…と思いつつも、でもやっぱりあの隠しきれない中二感とキザな言い回しとかが本人の性格と違いすぎて大丈夫かな…と少し心配もありました。

 

がしかし!

 

そんな心配はどこへやら…。本当に本当に本当に、素晴らしかったです。

ので、ここからは自分的気になったシーンをいくつかピックアップしてひたすら高杉剛くんについて愛を叫んでいきたいと思います。

 

 

三味線を弾きながらの登場シーン

いやーーーーーー良いですねーーーーーーー着物で三味線。最高オブ最高。

「今日はまた随分とでけぇ月が出てんな。」から始まる台詞ですが、声に湿度があるというか、決して低くはないのに色気がある独特な響きに感じました。

正直、剛くんのあんな声ほぼ聴いたことがなかったのでドキっとしましたよ…あ、こんな声も出せるのねと。悪役なんて今までやったことないから正直想像もできなかったけど、素敵なお声でした。

ちなみに、高杉剛くんを観たあとに子安高杉を観ると不思議な感覚に陥るのでおすすめです。一瞬、誰だ…!?ってなる笑。

 

 

紅桜を眺める「眼」

高杉って片目じゃないですか、だからこそ「眼」の演技がかなり重要だと思うんですけど、これに関しては正直ズバ抜けてよかった…!!!

結構高杉の目がドアップになるシーンが多かったんですけど、やっぱり彼の目は人を引き付ける何かを持ってるんだよなあ…。黒い野心だけじゃない、それこそ硝子の少年のような今にも壊れそうな危うさを表現するのは相当難しかったんじゃないでしょうか。

正直なところ、後者は本人が持っている唯一無二の要素だから出来ることだと思っていて、あれはちゃんとそれなりの「過去」を背負ってないと難しいよなあと。

特に村田と紅桜を眺めるシーンは、ピンク紫の光が反射しててドエロだった……。

 

 

色んな意味で問題の銀さんとの決闘シーン

めんどくさいオタクにはなりたくないんですけど、まあ一応コレだけは言わしてください。

 

銀さんVS高杉は、将軍暗殺篇じゃないとダメ。

 

原作ファンとしての意見を言うと、あそこで一発ヤリ合っちゃうのは、過去の重みも何も表現できてないから絶対ダメ。高杉は戦わないでひたすら高見の見物をしてればいいの。

 

でも堂本剛ファンとして意見を言うと、福田監督本当にありがとう。

①剛くんの殺陣がみれた

②剛くんのとぅるとぅるのおみ足がみれた

③剛くんの受け受けしい姿がみれた

 

…本当に、ありがとう。

 

まず剛くんの殺陣なんてほんとレアだからとんでもなく嬉しかったのと、途中からお互いに剣を捨てて素手で殴り合ってるのを見て、若干の時枝ユウジみがあって感極まりました。…だって若干ボクシングぽかったよね?笑

ちっちゃいうえにかなり動きづらいであろう着流しで頑張って戦ってる高杉剛くんを応援しつつも、最後銀さんに肩車⇒背骨ガン!には本当に笑いました。どうしてああなった。

もうちょっと普通に戦って普通に倒れればいいのに、、笑。

あれ背骨めっちゃ痛いどころか下手したら脊髄やられて歩けなくなるレベルだよ…とくだらないことを考えていると、ついに例のシーンが…

とぅるとぅるおみ足がこんにちはしながらの、内股床ゴロンに全て持ってかれました…。

なんだ…アレは……AVじゃないかと疑いをかけるレベルでえろいぞ……。

さすが歩く18禁こと高杉晋助くん。実写になって更にかましてきました。

 

喧嘩をしてお互いが倒れて青空を見上げているのは、どうあがいても青春の1ページがはじまる予感しかしないからやめてくれ…笑。あのあと、「銀時…おまえ、強くなったな…」「いや、お前こそ…//」とか言い始めるのかと思ったよ…びっくりしたわ……。

 

 

しかしここで絶対見逃しちゃいけないのが、ラスト!

佐藤二郎に抱えられる高杉剛!あそこが!!ハンパなく!!エロいの!!!!今作でのベストオブエロシーン!!!抱えられてるから片方の肩がはだけてて、かつ銀さんにコテンパンにやられてるにも関わらずまるで勝ったかのような余裕な表情!ダサいぞ高杉!最高にダサいのにエロいぞ!!!!

てか普通に考えて、あんな瀕死状態の銀さんとHP全快の高杉がガチンコで戦って何故互角になるのだ…高杉弱杉だろ笑 

 

 

 

結論:高杉晋助×堂本剛=R18

 もうこの一言に尽きました。

映画銀魂の感想ではなく、高杉剛くんの感想になってしまって本当に申し訳ないのだけれど、本当に本当によかったです…。

 

もちろん、映画全体としてもかなり面白かったですよ。とくにヤスケンとかムロツヨシとか佐藤二郎とか近藤さんのモザイクとかザクとかシャアとかナウシカとか。実写ならではのパロディがあったり、アニメよりもギリギリを攻めてたり…。銀魂のノリが見事に再現というか実写にあった形で昇華されていて、みんな銀魂が大好きなんだなあというのが分かる映画になっていたと思いました。

 

すばらしいキャスティングだったなあ…。

 

福田監督、剛くんを長い間見守ってくれてありがとう。

剛くんも性格が全く違う高杉を、愛をもって演じてくれてありがとう。

 

そして、実写化を受け入れてくれた空知ありがとう!たのしかった!!